Concept

「Informatization(インフォーマタイゼーション)」

人々の生活をより豊かに変えるには?未だ満たされていない人類の必需に応えるには?その未知に迫る鍵は「人間が持つ情報」にありますが、マネタイゼーション-収益化-によるアプローチだけでは真に鍵となる情報に至りにくいと考えています。いかに「インフォーマタイゼーション-情報化-」のアプローチで人間の情報に向きあうか。個の不思議・違和感・喜怒哀楽からの気づきを起点に、人々の豊かさに繋がる情報を探索し、仮説やコンセプトを磨き、良いサービスへ反映していくスタートアップこそ世界をより良く変えると考えています。

「未来投資をするエンジェルとともに起動、離陸」

一方、経済合理性をふまえれば「マネタイゼーション」も必須です。そこに既存の経済システムと未来へのイノベーションのジレンマがあると考えています。短期的には経済的成果が生まれるかわからいもの、役に立つかさえ不確かなものであるが「ひょっとすると世界を変えるかもしれない気づきや仮説」を持つ不確実性の高いスタートアップ起業家を、いかにジレンマを超えて検証フェーズへおくりだすことができるか。言い換えれば、「新しい着想・仮説」と「資本市場」を革新性が最大化した状態でいかに繋いでいくか、とも言えます。そのためには、経済的リターン(マネー)を直接的に求めずにスタートアップを仮説検証フェーズへ送り出し支える「未来への投資」に主眼をおいたエンジェルの存在が重要だと私たちは考えています。「お金の見返りは副産物とし社会実装されるかもしれない仮説検証に未来投資をする存在」としてのエンジェル投資家です。


この2つの観点から、インフォーマタイズに優れたスタートアップ起業家とエンジェル投資家との創業初期における接続が、「世界中の人々の生活をより豊かに変える“良いサービス”をつくる」、社会に不可欠なスタートアップやGAFA級を超えるスタートアップを創出すると考えています。本プロジェクトの各支援メニューについても主に法人を設立する前のアイデア期の方や創業初期の方を想定してつくっています。